お風呂好きの日本人には、浴室は単に身体を清潔にするだけの場所ではなく、くつろぎの空間と考える人が多い。のんびり湯船につかるには浴槽の大きさが第一のポイントになるが、浴室全体の広さも密接に関係する。親子で背中を流し合うには、洗い場にも余裕がほしい。また、快適な入浴のためには、窓や換気設備も重要。窓は湿気を追い出すだけでなく、外光を採り入れて明るさや開放感の演出にも使える。その他、機能面では、給湯機の能力が十分でシャワーをたっぷり使えること、水栓金具の操作がしやすいことなども大切だ。また、浴室はとくに安全性の配慮が求められる。ユニットバスも、出入口の段差の解消や、手すりの設置など、バリアフリー化が進んでいる。好みや予算次第ではマッサージや塩素除去などの機能付きシャワーヘッドや、ジェット噴流浴槽、24時間風呂やミストサウナ、浴室テレビなど、多種多様な付加機器も検討できる。
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