キッチン機器の基本はシンク、コンロ、換気扇。シンクは鍋も洗える大きさ、水栓金具の使いやすさと排水が使い勝手の決め手。さらに、キッチンメーカー各社がそれぞれに付加価値の工夫を凝らしており、水はねの音が低い静音設計、生ゴミをそのまま捨てられるディスポーザー付き、人造大理石シンクなど、バラエティに富んでいる。コンロはガス式と電気式に大別できるが、選ぶポイントはまず火力。どんな料理をしたいかによっても、選択は異なるはず。中華料理など強い火力ならガスのハイカロリーが必要といわれていたが、電気式のクッキングヒーターも、IHヒーターなど、ガスと遜色ないパワーを発揮するものが普及している。オール電化型のタイプも登場している。ガス式では、過熱防止など安全機能も充実している。また、コンロの火力が強ければ、換気扇にも高い能力が求められることを忘れずに。レンジフードは建物の気密性と給気の関係もポイントになる。
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