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売却活動のスタートは、仲介会社への査定。次に売却を頼む仲介会社と、売り出し価格を決める。査定価格=売り出し価格ではない。査定価格はあくまでも客観的に売れると予想される金額が出る。しかし、売主にはそれぞれ事情がある。買い換えで購入先が既に決まっているから早く売りたい人もいれば、じっくり構えて売れたら次を考えようという余裕派もいる。当然、売り急いでいるなら、買い手の気を引くような安めの価格設定で勝負することが多い。あるいは、自宅のローン残債の完済と買い換え先の頭金に必要な金額から逆算して、最低限のデッドラインに近い金額で出すことも検討される。一方、売り急いでいないなら、高めの価格で出しておいて、売れなければまた考えようというスタンスになる。ただ、ズルズル値下げすると売れ残りやすくなるので、あまり相場からかけ離れた金額は避けたほうがいい。査定価格プラスマイナス5%程度が妥当な線といえるだろう。
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