会員制リゾートクラブを選ぶときに、最初に注意したいポイントは会員の持つ権利関係について。代表的なタイプは、預託金制と共有制の2種類。預託金制は、保証金を預けると同時に入会金を払ってリゾートクラブの利用権を手にいれるタイプ。一定期間後に無利息で返還される保証金より、入会金の金額が多くなるケースも少なくない。一方、共有制は、対象となる不動産の所有権を会員同士で共有するタイプ。募集口数で割った持ち分を登記する。通常の不動産を購入するときと同じように税金などの諸費用がかかる。退会するときは持ち分を売却する形になるが、必ずしも会員権の流通市場が整備されているわけではないので、価格が不安定で、うまく売れない可能性もある。売主の買い取りシステムなどがあると安心。どちらが良いかは一概にいえないので、システムの内容をよく理解したうえで、自分の考えに合っているほうを選ぼう。
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