海沿いの華やかさとは少し違う、山の葉山。葉桜団地の南角に、この家は静かに佇んでいます。南西と南東、二つの道に開かれた約50坪の土地には、光と風、そして家族が重ねてきた時間の気配が残っています。昭和45年築の軽量鉄骨の家を住み継ぐのか、手を入れながら考えるのか、あるいは建て替えて新しい暮らしを描くのか。便利さだけでは測れない、長柄の丘の落ち着きと余白を受け取れる人に、そっと導かれてほしい住まいです。坂を上がる日々、バス停までの近さ、庭に落ちる光、山並みの見え方。その一つひとつが、暮らしの輪郭をゆっくり整えてくれるはずです。新しさよりも、時間の味わいを大切にしたい方へ。余韻ごとどうぞ。静かに。今。